求人倍率、3カ月連続改善=4年11カ月ぶり0.90倍—失業率横ばい・5月
厚生労働省が28日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01
ポイント上昇の0.90倍と、3カ月連続で改善した。0.90倍台を回復したの
は、リーマン・ショック前の2008年6月(0.92倍)以来、4年11カ月ぶ
り。一方、総務省が発表した労働力調査によると、5月の完全失業率(季節調整値)
は前月比横ばいの4.1%だった。総務省は雇用情勢に関し、「持ち直しの動きが続
いている」(幹部)と分析している。